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「豊かな自然とたたかいの史跡を残す渡良瀬湧水池」


 栃木・茨城・群馬・埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水池が、2012年、国際条約のラムサール条約湿地に指定されました。遊水池は、本州以南で最大のヨシ原低層湿原で、野鳥の種類は252種も確認されています。
 渡良瀬遊水池は、今から100年以上前に、渡良瀬川最上流の足尾鉱山(現日光市)から鉱毒が流出した足尾鉱毒事件の悲劇の場です。ここには谷中村があり約2500人が暮らしていましたが、 鉱毒を沈殿させるために村人を追い出し作られたものです。当時、衆議院議員だった田中正造は財産を投げ打って、公害反対と谷中村民救済のために奮闘しました。また、正造は、国が日露戦争で富国強兵政策をとっている最中、 自ら兵器を捨てアジアの平和に貢献することを唱えた、徹底した平和主義者でもあり、現憲法9条の精神の実践者でもあります。
 現在、人口の貯水池が造られていますが、谷中村遺跡を保存するため、ハート型に計画を変更されました。
 私の住む旧北川辺町(現加須市)も遊水池に沈む予定でしたが、正造の指導を受け、村議会が洪水対策を国に求める中で「徴兵と納税拒否」の決議をあげて、遊水池化をストップさせたたたかいの歴史があります。 今年は正造の没後100周年。加須市では正造の偉業をたたえ、様々な行事が企画されています。
 東京から電車でわずか1時間で訪れることのできる広大な湿原地帯をぜひ、多くの人に見ていただきたいと思います。
 写真は、毎年3月末に実施されている渡良瀬遊水池のヨシ焼き風景です。
        
埼玉憲法会議 渡辺 政成

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