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創業70年の伝統「甲州屋」


 2017年に創業70年を迎える甲州屋(さいたま市浦和区高砂3-2-11)は、埼労連事務所にも近い。県庁通りをはさんで向かいが埼玉会館だ。 甲州屋は、ラーメン、定食、餃子などを注文する客で昼は賑わい、夜は昼メニューのほかに中華のおつまみ、お酒も楽しむ仕事帰りの人々がテーブルを囲む。 1947(昭和22)年創業という伝統の店で、当代店主は3代目の白須裕章さん(37歳)。昼・夜ともに2代目である父親といっしょに厨房に立つ。看板メニューは、 2年前に裕章さんが考案した塩ラーメンだ。大山どりの鶏ガラ、豚ゲンコツ、日高昆布、干しエビ、イカ下足などから取った旨味スープが、麺と絶妙にからみあう。 創業以来の秘伝・醤油味で煮込んだチャーシューもうまい。
 70年前に現在地に店を出した1代目は祖父だ。山梨県出身だったので「甲州屋」にしたとのこと。以来、地元在住者や事業所に勤めるみなさん、老いも若きも足を運ぶラーメン屋としての人気を誇る。 埼玉新聞社が10月28日に発売した書籍「埼玉ラーメン大賞2016―17」で大賞受賞80店に選ばれた。
 麺メニューはラーメン、ワンタン、塩ラーメン、ワンタンメン、タンメン、モヤシソバ、ミソラーメン、チャンポン、ウマニソバ、野菜ラーメン、ヤキソバ、ネギラーメン、 ネギミソラーメン、マーボラーメン、チャーシューメン、つけめん、担々麺、ジャージャーメン。定食は野菜炒め、モヤシ炒め、ニラ炒め、レバ炒め、レバニラ炒め、 肉野菜炒め、肉ニラ炒め、マーボ。ほかにチャーハン、中華丼、マーボ丼、夜のみ天津丼。夜はおつまみで、ピータン、冷や奴、ネギチャーシュー、くらげ和え物、モロキュー、 冷やしトマト、しゅうまい、春巻き、メンマ、枝豆、ザーサイ、酢豚などが出る。昼夜ともに注文が多いのが、これも大人気の餃子である。 値段は全品、消費税5%のときのままだ。苦労しながら頑張っている甲州屋なのである。
 裕章さんは、小さい頃から自然に自分の家はラーメン屋と思い、働く父の背中を見ながら「高校のときにラーメン屋を継ごうと決め、卒業後は迷わず調理師専門学校に進学した」と振り返る。 古希を迎える甲州屋は、3代目にしっかり引き継がれている。(O)2016年12月記

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